格安SIM

世の中には星の数ほどスマートフォンの機種があるけど、格安SIMはどの機種でも使えるの?
こんな疑問に、元大手通信キャリア社員、格安SIM利用歴5年超のわたくしがお答えします!!
周波数帯(バンド)とは
今まで、大手通信キャリアのSIMを、その通信キャリアが販売している端末で使っていた方は意識したことがない(意識する必要がない)と思いますが、スマートフォン端末にはそれぞれ対応周波数帯(対応バンド)というものがあります。
移動体通信(屋外での通信技術)は電波がその通信手段(データをやり取りする方法)として使われていることは周知のことだと思います。
そしてこの電波は、空間を進む波であり、その波の振動数(周波数)ごとに「周波数帯(バンド)」として区分されています。
この辺の話は置いておくとして、とにかく、前述の通り各端末には対応できる周波数帯があるということは、つまり、端末ごとにつかめる電波とつかめない電波があるということを意味します。
この対応周波数帯はとても重要なことですが、内容はかんたんです(^^♪
例えば、通信キャリアがBand1という周波数帯の電波を基地局からとばしていたとしましょう。
自分が使っている端末がBand1の電波をつかめる、つまりBand1に対応しているのであれば通信ができます。
逆に、Band1に対応していなければ通信ができないというかんたんな話です。
さらに、通信キャリアは複数のバンドの電波を基地局からとばしていますし、端末側も大半は複数のバンドに対応しています。
なので、自分の端末がBand1、Band3、Band19に対応していて、通信キャリアがBand1、Band11、Band18の電波をとばしている場合、その端末は通信ができるということになります。
大手通信キャリアの使用バンド
大手通信キャリアのとばしている電波のバンドを紹介します。
| 周波数帯(バンド) | docomo | au | ソフトバンク |
| Band1 2.0GHz | 〇 | 〇 | 〇 |
| Band3 1.7GHz | 〇 | 〇 | |
| Band8 900MHz | 〇 | ||
| Band11 1.5GHz | 〇 | 〇 | |
| Band18/26 800MHz | 〇 | ||
| Band19 800MHz | 〇 | ||
| Band21 1.5GHz | 〇 | ||
| Band28 700MHz | 〇 | 〇 | 〇 |
| Band42 3.5GHz | 〇 | 〇 | 〇 |
大手通信キャリアが販売している端末の対応バンド
下記のリンクから、使っている端末の対応バンドを確認してみてください。
格安SIMと対応バンド
ここまでは大手通信キャリアと対応バンドの関係について説明しましたが、格安SIMの場合はどうなるのでしょうか。
格安SIMは、MNOの回線設備(ネットワーク)を借りて通信事業を提供するMVNOのサービスです。
なので、自分の端末が、MVNOが借りているMNOの使用バンドに対応していれば、そのMVNOが提供する格安SIMを使うことができるというわけです。
例えば、docomo(MNO)のネットワークを借りて格安SIMを提供しているDTI社(MVNO)のDTI SIM(格安SIMのサービス名)を申し込みたいとしましょう。
この場合、自分の端末が、上記の表にあるdocomoの使用バンドに対応していればOKということになります。
対応バンドを意識すべきケース
いろいろと説明してきましたが、大手通信キャリアの使用バンドの表を見てもらえるとわかるように、どのキャリアもBand1の電波はとばしています。
そして、ほぼすべての端末がBand1に対応しています。
つまり、あまり意識しなくても大丈夫!ということです(^^;
ただ、先にも触れたように、通信キャリアのとばしているバンドの電波をひとつでも多くつかめた方が通信は安定しますので、なるべく多くのバンドに対応していたいものです。
一番まちがいないのは、docomoのネットワークを借りている格安SIMを使うならdocomoが販売している端末で使う、auのネットワークを借りている格安SIMを使うならauが販売している端末で使う、ソフトバンクのネットワークを借りている格安SIMを使うならソフトバンクが販売している端末で使うことです。
もしくは、格安SIMとセットで、その格安SIMを提供するMVNOが販売しているスマートフォン端末を購入するという手もありますね(^^)
SIMフリー端末を使う場合
通信キャリアが販売していた端末をSIMロック解除したSIMフリー端末ではなく、端末メーカーが直販しているなど、もともとSIMロックがかかっていないSIMフリー端末も存在します。
根っからのSIMフリー端末に格安SIMを挿して使いたい場合も、当然対応バンドを確認する必要がありますので、端末メーカーのホームページなどでしっかりとリサーチしましょう!
あとがき
なぜ通信キャリアによって使用バンドがちがうのかというと、管轄官庁である総務省から電波しようの認可を得て、使っていいバンドの割り当てを受けているからです。
そもそも電波は有限であり、国民みんなのものなので国が管理しているわけです。
「このバンドはテレビ、このバンドは警察無線、このバンドは航空無線」といった感じで総務省が許認可を出して運用されています。
IoTの普及とか5Gの実用化とかで電波は今後さらに重要な資源になってくるので、総務省にはきっちりと管理してもらいたいですねぇ。






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