MNP

大手通信キャリアから格安SIMに乗り換えたいけど、MNPってのがイマイチよくわからないし、メンドくさそう。。。

格安SIMにMNPで乗り換える場合、電話が使えない期間があるんじゃないの?
こんな疑問に、元大手通信キャリア社員、格安SIM利用歴5年超のわたくしがお答えします!!
MNPとは
まずはMNPについて理解しましょう!
MNP(Mobile Number Portability)とは、電話番号を変えずに他キャリア(MVNO含む)のSIMに乗り換える(契約を切り替える)ことをいいます。
MNPがはじまった背景
MNP制度がはじまる以前は、「通信キャリアを変える = 電話番号が変わる」ことであり、通信キャリアを変える場合の大きなハードルになっていました。
その当時の連絡手段は電話とメールが主流で、メールに関してはGmailなどのフリーメールではなく、「~@docomo.ne.jp」といったキャリアメールのアドレスが広く使われていました。
なので、電話番号を変える場合、電話帳に登録されているすべての人に対して、新しい電話番号とメールアドレスを伝える必要がありました。
ぼくも経験がありますが、これが吐くほどめんどくさい。。。
ほぼ1日がかりの作業でした (´;ω;`)ウゥゥ
しかも、電話で伝えるにしてもメールで伝えるにしても、一発目の連絡の際は相手にとっては知らない電話番号、もしくはメールアドレスからの連絡になるので、怪しまれて電話に出てもらえなかったり、迷惑メールフォルダ行きになってしまったり。。。
とにかく通信キャリア変更の最大のカベだったわけです。
最近の連絡手段の主流はLINEですよね。
LINEは、事前にアカウント引き継ぎ設定をしっかりやっておけば、電話番号が変わっても友達やトーク内容を引き継げるので、上記のような大きなハードルにはなっていないのかもしれません。
ただそれでも、仕事でプライベートの電話を使っている人はいますので、MNPを利用しないと不便なケースはあると思います。
上記で説明したような、企業努力とは関係のないカベによって通信キャリアの変更が困難になっていたこともあって、MNP制度がはじまったというわけです。
MNPによる通信キャリア変更の流れ
MNPの流れについて、①大手通信キャリア(MNO)から大手通信キャリア(MNO)へのMNP、②大手通信キャリア(MNO)から格安SIM(MVNO)へのMNP、③それ以外のケースをわけて説明します。
※「MNO」「MVNO」の用語がわからない方は以下の記事をご覧ください。
① MNO ⇒ MNO
おおまかな流れ
- 現在契約中の通信キャリア側でMNP予約をする(MNP予約番号が発行される)
- 乗り換えたい通信キャリア側でMNPによる新規契約をする
- 乗り換えた通信キャリアから受け取ったSIMを端末に入れる
MNPに必要なもの
- MNP予約番号
- 本人確認書類(運転免許証、保険証+補助書類、マイナンバーカードなど)
- 毎月の支払方法の登録に必要なもの(クレジットカード、通帳+印鑑など)
補足事項
- MNP予約番号は、発行日を含めて15日間有効です。
- MNPをするには、元の回線(乗り換え前の通信キャリア)の契約者と新しい回線(乗り換え後の通信キャリア)の契約者が同一である必要があります。
- データ通信のみのSIMについては、MNPでの乗り換えはできません。
- MNPでの転入が完了した時点で元の回線契約は自動解約されますので、定期契約をしている場合は解約金が発生する可能性があります。
- 「MNO ⇒ MNO」のMNPは店頭での手続きが主流ですが、端末の購入を前提にオンラインで手続きできる場合もあります。
② MNO ⇒ MVNO
おおまかな流れ
- 現在契約中の通信キャリア側でMNP予約をする(MNP予約番号が発行される)
- MNPによる格安SIMの申込みをする
- 格安SIMが届いたら開通作業をする
- 格安SIMを端末に入れる
- APN設定をする
MNPに必要なもの
- MNP予約番号
- 本人確認書類(運転免許証、保険証+補助書類、マイナンバーカードなど)
- クレジットカード
- インターネット環境(開通作業、APN設定プロファイルのダウンロード(iPhoneの場合)に必要となることがあります)
補足事項
- MNP予約番号は、発行日を含めて15日間有効です。
郵送でのやり取りとなるケースが多いため、格安SIMの申込みは有効期間が10日以上ある状態でするのが無難です。 - MNPをするには、元の回線(乗り換え前の通信キャリア)の契約者と新しい回線(格安SIM)の契約者が同一である必要があります。
- 本人確認書類の提示は、申込みサイト上で画像をアップロードする方法と、「本人限定受取郵便」で送付されたSIMの受け取り時に、配達員に提示する方法があります。
- データ通信のみのSIMについては、MNPでの乗り換えはできません。
- MNPでの転入が完了した時点で元の回線契約は自動解約されますので、定期契約をしている場合は解約金が発生する可能性があります。
- 「MNO ⇒ MVNO」のMNPはインターネットでの手続きが主流ですが、店舗窓口を用意しているMVNO事業者については店頭で手続きできる場合もあります。
③ 上記以外のケース
「MVNO ⇒ MNO」のMNPは、上記①のパターンとほぼ同じです。
オンラインでの手続きはできず、店頭での手続きのみとなる点に注意です。
「MVNO ⇒ MVNO」のMNPは、上記②のパターンと同じです。
MNP予約番号の発行
MNP予約番号は、転出する通信キャリア(元の契約回線のキャリア)に発行してもらいます。
なお、予約番号を発行しただけでは解約とはならず、転入する通信キャリア側で開通手続きが完了した時点で自動解約となります。
大手通信キャリアの発行窓口は下記のとおりです。
| 通信キャリア | 契約回線から | 一般電話から | インターネットから |
| docomo | 151 | 0120-800-000 | My docomo |
| au | 0077-75470 | 0077-75470 | My au |
| ソフトバンク | *5533 | 0800-100-5533 | My SoftBank |
MVNO各社の発行窓口は、各社のホームページを確認してみてください。
開通
「開通」とは、申し込んだSIMを使えるように(通信できるように)することです。
MNPにおいては、新しいSIMの開通をすると元の通信キャリアのSIMは自動的に使えなくなります。(自動解約されます。)
この作業によって、自分の電話番号が古いSIMから新しいSIMに紐づくことになるわけです。
なお、「利用開始手続き」、「MNP切り替え」など、各社言い回しがちがったりしますが、まぁ、開通のことです。
開通の手段
開通の手段は、店頭、電話、インターネットの3種類で、事業者によって対応できる開通手段がちがいますので、詳しくは各社のサポートサイトを確認してください。
MNOであってもMVNOであっても、店頭で申し込んだ場合はショップスタッフが開通作業をやってくれますが、インターネットで申し込んだ場合は自分で開通作業(電話やインターネット)が必要です。
開通にかかる時間
新しいSIMで従来の電話番号を使えるようにする作業が開通ですが、古いSIMで電話番号が使えなくなった瞬間に新しいSIMでその電話番号が使えるようになるわけではなく、多少のタイムラグがあります。
プライベートの電話を仕事で使っている人もいると思いますし、今のご時世、スマートフォンが使えない時間が長いと何かと不便だったりしますよね。
なので、この切り替えのタイムラグは短いに越したことはありません。
では、このタイムラグはどのくらいなのでしょうか。
1日? 2日?
いやいや、そんなに長くはありません!
だいたい、数分~2時間程度が一般的です。
このくらいならなんとか許容範囲なのではないでしょうか。
ただし、通信キャリアの開通窓口の営業時間終了間近に手続きを申し込んだ場合、開通するのが翌営業日になったりしますので注意してください。
APN設定
無事に開通作業が終わってSIMを端末に入れると、ようやく電話が使えるようになります。
が、まだインターネット通信ができるようになるわけではありません (^^;
そう、APN設定が残っていますね。
でも安心してください!
あともうひとフンバリしてこのAPN設定さえ完了すれば、晴れていっぱしのスマートフォンとして使えるようになります (^^)
APN設定について詳しくは下記の記事をご参照ください。
あとがき
MNPを利用した回線契約(いわゆる乗り換え)は、電話番号も一新する新規契約よりもやや面倒です。
流れを理解できればどうってことはないですが、「電話番号が変わっても問題ない!」という場合は、電話番号を一新して新規契約するものありだと思います。






コメント
[…] […]
[…] […]