右翼、左翼の分類
一口に「右翼」「左翼」と言っても、さらに細かい分類がされたりしますよね。
「極右」とか「極左」とか「中道」とか。
もっと言うと、「中道左派」、「右翼のタカ派(強硬派)」、「左翼のハト派(穏健派)」なんて分類もあったりします。
「右のさらに右とは?」
「真ん中から左に寄ったら左なんじゃないの?!」
前回までの記事で右翼と左翼がぼやっとながら理解できたのではないかと思いますが、どんどんとややこしい概念が登場してきます。。。







でも難しくとらえる必要はないでしょう。
主張や考え方にも、当然濃淡があるということです。
例えるなら、料理の「和風」と「洋風」のような感じでしょうか。
和風、洋風も、右翼、左翼と同様にかなりあいまいな概念ですよね。
本格フレンチもあれば、日本の家庭料理化したフランス料理であるグラタンもある。
ファミレスに行けば、ハンバーグにもおろし醤油をかけて青じそが添えられていたりする。
たらこを生クリームでといた中にパスタを投入して、味噌で隠し味をつけた上で最後にきざみのりをあしらう、などなど。
右翼、左翼の分類を、左から「極左 ー 左翼 ー 中道 ー 右翼 ー 極右」とした場合、本格フレンチを極左とすれば江戸前寿司なんかは極右で、おろし醤油ハンバーグはさしづめ中道左派でしょうか。
さらに、味付けが濃ければタカ派で、薄味ならハト派とか。


ただ、個人的にはこの分類に大した意味を感じません。
なぜなら、この極右~極左の分類は、評論する人の加減で決まることであり、それこそ世界標準規格(グローバルスタンダード)があるわけでも、デファクトスタンダードがあるわけでもないからです。
それに、所詮「右」~「左」の二次元的な一直線では、その人の政治志向は到底表現できないからです。
政治的な軸は、社会保障の軸、経済政策の軸、国防的な軸、文化的な軸などなど、多種多様にあるわけで、それを上記の通り一本の直線上のプロットで分類するのは不可能だと言わざるをえません。
せめて五角以上の多角形のレーダーチャートが必要になると思います。
そんなわけで、もしぼくが「あなたは右なの?左なの?」と聞かれたとしたら、答えに窮することになります。
あくまでも個別の政治問題によって、右寄りだったり左寄りだったり真ん中だったりするからです。
それに、昭和の右翼の大物である頭山満氏にしても三島由紀夫氏にしても、自分を右翼だとは自称していなかったという話ですし、後世の人々が勝手に色分けしただけなわけです。
若い世代に「右」「左」の概念が浸透していないのは、政治への無関心もさることながら、そもそも無意味で不可能な色分け方法だということが根底にあるのかもしれません。
そういう意味では、「右翼」「左翼」は死語になりつつあるのかも、と思ったりする今日この頃です。
それでは、今回はこの辺で!



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